●はじめに

メッシュパレットは多くの業種に活用されおり。漁業においても業務の効率化が図れるメッシュパレットは、コスト削減や、物流・保管などさまざまな用途でも重要な役割を果たしています。ここでは、メッシュパレットが漁業でどのような役割をはたしているか見ていきます。

●漁業に使われている器（ボックス）はどのようなものがある？ ​​​​​​​

漁業関係の方が、普段使用しているボックスを確認しましょう。

・発砲スチロールの箱

発砲スチロールの箱は、漁業協同組合などで使用され市場や魚屋で見かけるます。軽くて、保温性に優れ、広く使用されています。家庭ではあまり使われませんが、漁業にとって必要不可欠です。発砲スチロールは、漁業関係だけでなく、物流でも緩衝材として様々な場面で使用されます。

・コンテナ（樹脂）ボックス

コンテナボックスは漁師さんが魚を取り、船が港に帰って来てから、陸揚げ時の際の一時的な保管や選別に利用したり、生きたまま保管する生け簀として使用する場合もあります。大きいものは１台当たり購入金額もかなり高く。移動や運搬についてはフォークリフトを使ったり、キャスターがついているものがあります。

・メッシュパレット（ボックスパレット）

ここではメッシュパレットと、ボックスパレットを同じ括りとします。主に素材は鉄製を使用しますが、ステンレス製も使用されることがあります。

鉄製の場合、錆を防ぐため表面処理を行いますが、大半が鍍金加工でしょう。電気鍍金は表面に艶があり、手触りも滑らかなので、多くのメッシュパレットに使用されています。
溶融亜鉛鍍金は、防錆の点から大変有効です。塩害に対する耐性は電気鍍金とは格段の違いです、割高ですが溶融亜鉛鍍金が選ばれる場面も多くあります。

用途としては、生鮮魚ではなく冷凍水産（加工）業に使用される事が多く。一般の方は目にすることはありません。冷凍マグロ、カツオなど多くの魚が入ったメッシュパレットが段積みされ、巨大な冷凍倉庫に保管されます。